燃料電池バス運行開始式典の様子


(局番:S−L111 トヨタ・日野HU2PME)

 昨年度中に参加事業者が決定し準備が進められてきた「燃料電池バス・パイロット事業」による燃料電池バスの営業運行が平成15年8月28日から行われることになり、それに先立ち8月27日に東京都庁(第一本庁舎2階正面玄関)で式典が行われました。ここでは、式典の様子をお伝えしていきます。

 

式典直前の様子です。大きな白布で覆われていて、紐を引っぱることでお披露目という段取りでした。当日は風が強かったこともあり、時折車体の様子が透けて見えることもありました。

 式典が始まり、主催者を代表して石原慎太郎東京都知事が挨拶に立ちました。ディーゼル車が排出する粒子状物質をペットボトルに入れて振るという、おなじみのパフォーマンスも見せていました。
 以前行われたCNGノンステップバスの式典では都の局長級が挨拶に立っていますが、今回は国もかなり絡んだ事業でもあり、また石原知事が掲げる環境政策での大きな位置づけともなることから、知事や関係各省の大臣が自ら出席するという大がかりなものになりました。

 このあと、パイロット事業者(今回の事業者で燃料電池バスを製造して無償貸与する事業者)を代表して奥田碩トヨタ自動車会長の挨拶があり(画像無し)、続いて来賓代表として平沼赳夫経済産業大臣・扇千景国土交通大臣 (共に式典当時の役職)が挨拶に立ちました。ちなみに、今回の取り組みは経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト」・国土交通省の「燃料電池自動車実用化促進プロジェクト」と連携したものとなっており、その絡みでの出席なのでしょう。(このほか、都の「水素供給ステーションパイロット事業」も連携しています。)

 燃料電池バスの引き渡し(大きな鍵の形をしたものを手渡す。なんかの商品の目録みたいな感じのもの)、除幕・お披露目が行われました。このあと、出席者を乗せて都庁周辺を試乗して回りました。

 




 局番はS−L111、登録番号は足立200あ1となりました。登録番号は選択したものでしょう。都営バスの仕様で製造されたようですが、実際にはH代車に近い仕様のように見えます。(側面の行き先表示が前扉直後・側面窓は逆T字窓・ドア側のサイド・アンダーミラーが2個だけなど)都営バスでは採用例がなかった(と思いますが)バックアイカメラが装着されています。
 車体色には都営バスを示す黄緑色が多用されているものの、既存のものとは大きく異なるデザインとなっており、屋根上の積載物の大きさと相まってかなり目立ちます。
 なお、このバスは日野HUブルーリボンシティのノンステップタイプがベースになっていますが、既にご承知のとおり都営バスではこのタイプは今まで投入されておらず、今回が初登場となります。

 この燃料電池バスは、8月28日から深川営業所所管の東16系統・海01系統のいずれかで運行されています。

 

 

 燃料電池バスの燃料となる水素は、有明にある「有明水素ステーション」で充填されています。1日の営業運行が終わると、ここで水素を入れています。


(局番:S−L111 トヨタ・日野HU2PME)

 水素充填後、深川営業所へはビッグサイト西棟→東棟横を通って戻っています。(必ずそこを通っているかどうかわかりませんが・・・)


(局番:S−L111 トヨタ・日野HU2PME)

 燃料電池バスは、その後数度運行休止があったもの平成16年12月28日まで使用されました。上の画像は使用終了間際の頃のもので、全面のヘッドマークが都市新バス用に交換されています。


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