☆ 『おねがい☆ツインズ』に見るJR車両の描写(笑) ☆

 協力者の賛同を得られないならまだしも、ついに都営バスと関係無いネタに手を出すことになったこのシリーズ。今回は『おねがい☆ツインズ』におけるJR車両の描写についてお送りしていきます。
 この作品は衛星放送WOWOWのンスクランブル枠で平成15年7月から放送されています。詳しい情報はネットで検索していただければ充分にわかると思いますので、ここでは省略します。実際のところ、ネット上では多数のサイトでこの作品をキャプチャーやレビューがされていますが、鉄道車両を着目しているサイトはほとんど見あたらないので、ここでは第一話(平成15年7月15日放送)で見られたJR車両に注目していきたいと思います。
 なお、このコンテンツでは実物の車両の画像を掲載することはできませんでした。これもネット上で検索すればすぐわかると思いますので、そちらをご覧ください。

 


【画像1】

【画像2】

【画像3】

 まずオープニング曲直前の導入部分、ヒロインの一人「宮藤深衣奈」が踏み切りで列車の通過を待つシーンです。
 白系統の車体に青帯の車両なので、関東近辺在住者なら「小田急」を連想されるかと思います。ところが、扉付近の裾部が下がっています【画像1】。これは扉にステップがある構造と見て良いでしょう。
 続いて窓下部分にルーバーが描写されています【画像2】。電車でこの部分にルーバーが存在するケースは無かったように記憶しています。となると、この車両はキハ40系列・・・両開扉なのでキハ47である可能性が高そうです。扉にステップがある点もキハ47である確証を高めています。
 最後に青帯部分に表示された赤いJRマーク【画像3】、すなわちJR九州の所属車ということがわかります。つまり、この画像は九州地方の何処かであるわけです。JR九州でこの塗装のキハ47は実在しますので、なかなか忠実であることがわかります。
 ちなみに、この「宮藤深衣奈」というキャラに関しては、公式サイトを見ると「長野(後述)に来る前は九州にいた」とは記されていません。アニメ放送に先立って連載されているコミックではその辺に触れられているのかもしれませんが・・・

 


【画像4】

 この作品の主たる舞台は長野県の大糸線沿線、駅で言うと信濃木崎〜海ノ口周辺になります。大糸線となると、新宿や名古屋から特急も乗り入れてきますが、ローカル輸送の主役はE127系100番台となります。ということで、この作品にもこの電車が登場しています【画像4】。
 ちょっと微妙かなという描写ではあるんですが、塗装は実物と同じですし、前面周りはらしく描かれています。ちょっと感動したのがパンタグラフ。しっかりシングルアームになっているんですね。

 


【画像5】

 【画像4】の直後のシーンではE127系100番台の車内が出てきます。もう一人のヒロイン「小野寺樺恋」が乗車中ってところですね。六角形状の肘掛けとか座席の色などリアルに再現されています。正直、こういったシーンは手を抜きやすそうな感じなんですけど、きっちり描写しているのは凄いですね〜。
 ちなみに、このシーンでは車内放送が流れているのですが、ワンマン列車のようで女性の声による自動放送になっていました。(内容は「まもなく稲尾です 降り口は一番前のドアです 後寄りと2両目はドアが開きません 一番前のドアからお降りください 乗車券・運賃は整理券・・・(キャラの台詞が被って確認できず)・・・運賃箱にお入れください 定期券は運転手にお見せください」)妙にリアルなんですよ。困ったことにワンマン化後の大糸線を訪れたことがないので、現物と同じなのかわかりませんが、いかにもワンマン列車で案内されそうなフレーズなのが、らしさをより引き立てています。

 


【画像6】

 【画像5】のあとに出てくる信濃木崎駅到着シーンです。座席と窓割りの関係がちょっと怪しい気もしますが、やはりカーテンが付いていたのは残念ですね。ただ、カーテンが付いちゃってることを凌駕したのが走行音。なんと本物(東洋製のVVVFインバータ制御)の音で減速して止まるんですよ! 割とありがちな抵抗制御車(つまり103系電車)の音でごまかすところなのでしょうけど、あえて本物の、しかもJR東日本では採用例が少ないと言われている(E127系列で採用されている)東洋製のを使ってくるあたり、制作者側の妙なこだわりを感じさせずにはいられませんでした。
 ところで、この列車に乗っている「小野寺樺恋」は稲尾から信濃木崎へ向かい、この駅で下車しています。関東や中京から来るならば松本・大町方面(下り列車)から来るでしょうから、南小谷方面(上り列車)からやって来たこの娘は少なくとも関東・中京圏から来たわけじゃなさそうです。(この辺についても公式サイトでは判明せず)


★ 重箱の隅のようなページへ戻る ★

★ トップページへ戻る ★