過去の記録−7

 

元都営バスの話題 3題

 元都営バスは、それこそ「北は北海道から南は九州・沖縄まで」という言葉が当てはまるくらい、全国各地で活躍を続けているのはご存知かと思います。今回は、そのなかで比較的東京に近い所で活躍している元都営バスについてお伝えして行きます。



(三菱U−MP628M+新呉羽 撮影:森茂樹氏)


(三菱U−MP218K+三菱 撮影:森茂樹氏)

 まずはじめに、「比較的東京に近い」というよりまんま東京で活躍している元都営バスから・・・
 平成15年に江東区東雲で開店した「イオン東雲ショッピングセンター(ジャスコ東雲店)」が来店者向けに運行している送迎バスとして、元都営の三菱車が用いられています。2つある運行ルートに、ツーステップ車とリフト付ワンステップ車(リフト付超低床バスと呼ばれたモデル)が各1台ずつ配置されています。方向幕の固定表示化や後面の降車中表示機の移設・交換やバックアイカメラ設置など行われているようですが、比較的原型を留めています。
 都交通局の歴史に名を残すであろうリフト付超低床車や都市型超低床車(スロープ付)もすでに除籍時期が到来し、時代はノンステップバス一色という時勢を見るにつけ、時が経つのは早いものだと思わされます。



(大井川鉄道 三菱U−MP218K+新呉羽)

 静岡県の大井川鉄道で活躍する三菱車です。こちらは、扉側側面の変貌ぶりに驚かされます。中扉を埋め込むこと自体は事例としてありますが、この車の造作の仕方はちょっと凄いですね。おそらく適当なサイズの2段窓がなかったのか、電車の戸袋窓を彷彿とさせる固定窓(三菱MR410の再来とも言うべきか・・・)を埋め込んでいます。
 撮影したとき(平成15年11月下旬)は、崖崩れで不通となっている横岡仮駅〜福用駅の電車代行バスとして用いられていました。


(群馬中央バス 三菱K−MP107K3U 撮影:森茂樹氏)

 最後に群馬県の群馬中央バスで活躍する通称「ブルドック」です。ここでの活躍そのものは以前から知られていることですが、撮影した平成15年12月時点で尚も普通の路線用として活躍を続けています。東京から2時間ほどで行くことができる所に、いまだに元都営のブルドックが現役でいることは驚異と言うべきでしょう。

 

 

葛西自動車営業所、「江戸川」に改称 臨海は江戸川の支所へ


(局番:V−C768 いすゞKC−LV380L+いすゞ)

臨海から江戸川へ転属となったいすゞ車

 都交通局では、平成16年4月1日(一部は3月末からの実施)に路線新設・経路変更などが行われ、併せて葛西自動車営業所を江戸川自動車営業所に改称および臨海自動車営業所を江戸川自動車営業所臨海支所への改組が行われました。「江戸川」を名乗る自動車営業所は昭和62年まで存在しており、今井支所と統合して臨海営業所が誕生・移設と共に消滅しましたが、今回はその経緯とは関係のない葛西が江戸川を名乗ることとなったわけです。
 この絡みで、葛西→江戸川と臨海の所管路線の持ち替えや車両の転属が発生してる模様です。葛西→江戸川への車体表記変更は徐々に行われているようですが、4月4日時点ではまだ多数が「葛西」のままで運行されていました。

 ※ 情報源及び詳細:東京都交通局公式サイトのリリース文「バス路線の新設・経路変更等について」

 

 

平成16年度車(M代車)投入はじまる


(局番:S−M124 いすゞKL−LV832L1改(推測)+ジェイ・バス)

(局番:S−M125 いすゞKL−LV832L1改(推測)+ジェイ・バス)

 平成16年度車(M代車)の納入が平成16年12月から始まりました。最初に投入されたのは深川向けのいすゞ製CNG車でした。CNG車においてはK・L代車が三菱のみの投入だったこともあり、いすゞ製は3年ぶりの登場となりました。外装ではLED式行先表示器が本格採用となった点が目立つほか、L代車で採用された側面固定窓が再び逆T字窓に戻された点が特筆されます。各バス事業者で導入され始めている国土交通省認定標準仕様となっている点もポイントと言えるでしょう。


(局番:S−M198 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)


後面の「HINO」の文字が日野車である数少ない証
(局番:A−M244 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:A−M247 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:A−M248 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:A−M253 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:V−M152 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:V−M161 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:G−M136 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:G−M138 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:G−M139 いすゞPJ−LV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:K−M223 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:K−M225 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

(局番:T−M214 日野PJ−KV234L1(推測)+ジェイ・バス)

 ディーゼル車は深川・江戸川・品川・大塚・南千住・新宿(画像未掲載)・巣鴨(画像未掲載)・早稲田に投入されました。いずれも「いすゞエルガ ノンステップtype-A」に見えますが、品川 ・南千住・早稲田向けは「日野ブルーリボンU」として納入されているのが特徴です。いすゞ・日野のバス製造部門協業化によって相互のブランド名で販売しており、見た目は同じでも型式上では別となっています。
 いすゞエルガとして見た場合、L代車以前までのV8エンジンから直6エンジンターボ付きに変わり、PM(粒子状物質)除去強化し平成16年(新短期)排出ガス規制区分適合(型式上「PJ」で区分)となった新型モデルとなりました。外装上の変化としては、エンジンルーバーがドア側側面から非常口側側面に移ったこと、屋根上のコンデンサ(エバポレータとパッケージになっているものかもしれません)の形状が変わった点があげられます。
 大塚営業所向けは都市新バス用のヘッドマーク・前面表記となっています。M代車投入の代替として、Z代の都市新バス仕様車で一般車格下げ(前面のヘッドマークがイチョウになり、行灯が隠される)となるものが出始めています。

 

 A−M244の屋根上です。これまでのいすゞ車に搭載されていたエバポレータ(ゼクセル製)と比べ、ファンが前方に寄せられていくつか部材に分割できる構造になっている点が異なっています。

 G−M138の非常口側側面と後面です。直6エンジン搭載によりルーバーがこちら側になりました。ナンバープレートの照明の形状もかわっています。側面最後部の窓はK代車と同様にやや縦幅の小さい固定のものになっています。いすゞ車では後面窓にメーカー表記がありません。


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