過去の記録−2

 

車体広告車営業開始
屋外広告物条例改正に伴う規制緩和に伴い実現 当初運行台数は240台


(局番:S−W686 いすゞU−LV324K+富士重工 江東区東雲付近 撮影:森茂樹氏)

 既に報道等で伝えられているとおり、4月10日より車体広告を側面・後面全体に拡大したバスの営業が始まりました。これまで、東京都内のバス車体の広告に関しては「屋外広告物条例」によって規制されており、車体全体を広告スペースとして使うことが出来ませんでした。規制緩和は審議会で緩和すべきと答申が出ており、平成12年2〜3月行われた都議会で屋外広告物条例改正案が可決したことにより実現したものです。東京都のホームページに掲載されたリリース文のよれば当初運行台数は240台を予定し、青梅支所を除く営業所・支所所管路線を運行されます。
 この車体広告車ですが、上の画像のとおり都営バスの痕跡を全く見せないものになっています。まだ確認していないタイプも多いですが、今のところでは・・・

・・・のようです。前面の塗装がそのままになっているのは、向かってくるバスが都営バスかどうがの視認性を考慮したものと推測されますが、側面・後面を見る限りでは識別が難しくなりそうです。今回の条例改正は都営バスに限った緩和ではありませんから、車体広告を施した民営バスとの識別が難しくなったり誤認による誤乗が危惧されるところです。屋外広告物条例は本来都市景観の保全する目的のもの。ただでさえ猥雑な街並みがこれによってどうなるのか?今一度考えるべきではないでしょうか。
(情報提供:森茂樹氏)

リリース文:東京都ホームページのお知らせ「都バスが変身!ラッピングバスが東京にデビュー!」
具体的な車体広告車の例:「重箱の隅のようなページ」の「車体広告車『ラッピングバス』ファイル」

追記:「ラッピングバス」早くも賛否の声が


車体広告車が並ぶ東京駅丸の内南口。都営バスかどうか判りにくく、視認性に問題があるのでは?

 車体広告車の運行が始まってから1週間後の平成12年4月18日付け産経新聞朝刊東京地方面(22面)に「走る広告塔 ラッピングバス運行1週間 賛否両論の反響」という記事が掲載されていました。
 運行開始から都交通局宛に本件についてEメールが届くようになり、具体的な広告を挙げて「格好良い」「キレイ」という好評の意見の反面、「景観にマッチしない」「町の風景を乱している」「利潤追求より利便性を第一に考えて欲しい」「都営バスとわからず見過ごしてしまった」という意見も寄せられているとのことです。このほか、広告の選定を委託されている都交通局の外郭団体を構成する広告代理店の構成が不透明である点も指摘しています。
 この記事を読んでみて予想通りの反響と感じました。特に否定的意見には同感するところです。まず、都営バスは何のために走っているのかを考えてみると、答は実に簡単で「移動する手段」ですね。営業成績が悪いようであれば、何が問題なのか? どうすれば利用してもらえるのか? を検討し、利便性の向上に努めるのが筋であるわけです。収益欠損を広告に頼るのはあまりにも安易な発想とも受け止められますし、ましてや行き過ぎた広告で「都営バスと判らなかった」という意見が出るようでは本末転倒の何者でもありません。都営バスの塗装は街の景観にあうように検討を加えられて誕生したものです。この主旨が今回軽んじられたことは非常に残念なことですし、都屋外広告物条例の本来持つ意味を石原知事をはじめ関係者によく理解していただきたいところです。都営バスは企業の広告塔ではなく、公共輸送機関なのです。公共輸送機関として何が大事か、街の景観とはどうあるべきか、今一度考える時ではないでしょうか。

 

虹01・02系統充当車 前面周りに変化
臨海副都心地区の都営バス」をアピール


(局番:M−B650 日野KC−RU1JLCH+日野車体 江東区青海付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:S−D262 いすゞNE−LV288L+いすゞ 江東区フェリー埠頭入口交差点 撮影:森茂樹氏)

(局番:A−X492 日野U−HT2MLAA+日野車体 江東区青海付近)

(局番:M−A441 日野U−HT2MLAA+日野車体 江東区青海付近)

(局番:M−B720 日野KC−HT2MLCA+日野車体 江東区青海付近)

(局番:M−E404 日野KC−HU2PMCE+日野車体 江東区青海付近)

 虹01・02系統を所管する目黒(港南分駐所)・深川・品川の各営業所所属車の一部に前面周りが変化したものが現れています。前面窓下中央にある東京都のイチョウマークが外され、代わりにレインボーブリッジ・虹・カモメのイラストが描かれたものになりました。標準塗装車の他に車体広告車にも施されています。
 これまで虹01・02系統は方向幕の色・表示に特徴があるものの、外装は他の都営バスと同じものでしたが、この施策によって「レインボーブリッジを渡る臨海副都心地区の都営バス」がよりアピールできることでしょう。運行面では、バス優先信号制御システムが導入されている絡みで充当車を固定している(ただし、虹02系統も導入されているか不明。)ことから、特別な装飾を施すことが比較的やりやすかったのかも知れません。より地域に密着したこの取り組みは興味深く、今後注目されるところです。

情報提供:中村文広様・森茂樹氏

 

車体広告車 広告料は安すぎる!?
石原知事 都議会の所信表明で「来年から値上げ」を明言

 6月28日に開会した平成12年第二回都議会定例会で行われた石原都知事の所信表明演説で、都営バスの車体広告料について「ちょっと安すぎた」として「来年から値上げしたい」と明言しました。新聞報道によると、石原知事はかねてから「車体広告料はもう少し高くてもよかった」と発言しており、所信表明でも自ら発案した車体広告車が成功を収めていることに気をよくして原稿になかった「値上げ」発言となったようです。
 都心部を運行することで広告効果が高さと評価されて続々と登場する車体広告車ですが、その普及には広告料との対費用効果の良さがあるとされています。これがどの程度値上げするのかわかりませんが、今までどおりスポンサーがつくんでしょうか? 実際に都営バスの車体広告料は決して安いレベルとは言えないようで、同業他社はもう少し安い料金設定となっているようです。高い広告料も運行路線の条件が良いからこそスポンサーが付くわけですが、それに乗じて値上げするってのは何ともセコイ話ですね。そこまでして儲けたいのなら、なぜ運賃の増収を図るべく動かないのか? 以前より当ホームページ上で主張していることですが、今一度交通事業における経営とは何かを問いたいところです。

 

車体広告車 238台分の広告申込受付再開
セット販売・部分広告も登場へ

 東京都交通局では、ラッピングバス(車体広告車)の広告申込の受付を再開することになりました。

 今回はこれまで寄せられた広告主の声を反映した販売方法となっているようで、「車体全面広告では高い」という声に応えて単独販売枠のうち品川・北・臨海・練馬の各営業所・支所所属車で「部分ラッピング車」が登場することになりました。既にこれの車内吊り広告が出ているそうで、地下鉄主要駅にはリーフレットも置いてあるそうです。
 ちなみに、この文章は東京都のホームページの「お知らせ」に掲載したものを参考にしているのですが、4月から運行している広告車の募集については、このような告知はされていませんでした。

 

早稲田にV代日産ディーゼル車が転属
目黒には葛西から出戻りのV代車が


(局番:T−V572 日産ディーゼルP−U33K+富士重工 新宿区大久保付近)

 今更なネタですが、F代車投入に伴って一部車両に転属が生じています。転属と言うと、いままでは転属先でもメーカーが統一されるように配慮されたものですが、最近では天然ガス充填施設を有する営業所へ優先して新車が投入される傾向から、必ずしもそうと言い切れなくなってきています。今回、この傾向を顕著に現しているのが、北から早稲田へ転属したV代日産ディーゼル車です。三菱車が主力の早稲田営業所にあっては、この日産ディーゼル車は何とも違和感タップリですね。北から早稲田への転属車はN→T−V572〜575の4台を確認しています。


(局番:M−V553 日野P−HT233BA+日野車体 東京駅丸の内南口 撮影:森茂樹氏)

 一方、葛西からV553・554が目黒へ転属されました。お互いに日野車が配置されているのでとりたてて珍しいわけではないのですが、この2台はE代車投入のあおりで目黒から葛西へ転属しており、わずか1年で元々いた目黒へ戻ってきてしまいました。

 

日産ディーゼル+西日本車体工業のUAノンステップ仕様車 東急バスに登場



(東急バス池上営業所所属 社番:I1900 日産ディーゼルKC−UA460HAN+西日本車体工業 品川駅付近)

(尼崎市交通局 局番:11−748 日産ディーゼルKC−UA460HAN+西日本車体工業 JR尼崎駅前)

 以前、「廉価版ノンステップバス」とも言える日産ディーゼルUA+西日本車体工業のノンステップバスが尼崎市交通局へ投入されたことをお伝えしました。その後、横浜市交通局磯子営業所に投入され関東進出を果たしたわけですが、6月下旬に東急バス池上営業所へ投入されました。投入数は5台(I1900〜1904)で、主に品94系統(品川駅〜蒲田駅)・井09系統(大井町駅〜池上駅)で運行されています。
 東急バスのノンステップバスでは、これまで中扉:グライドスライドドア・電動スロープとなっていましたが、今年度投入分からは中扉:引戸・手動スロープと改められています。なお、東急バスの都区内向けノンステップバスは車体広告車となっていますが、このバスもそれに対応するために広告枠が設けられていません。オリジナルカラーでいられる期間は短いのかもしれませんね。

 

G代特定車投入

 平成12年度投入分となるG代の特定車が品川営業所へ投入されました。確認されたのは局番A−G900(品川800か167)で、いすゞLVです。既にいすゞLVは「エルガ」へモデルチェンジしていますが、投入されたのは旧モデルとなった「キュービック」でして、事実上都営では最後のいすゞLVキュービックとなりそうです。後面窓に「黒煙フィルター装備」のような表示があることから、環境対策の一環でDPFが装着されたようです。なお、特定車はF代車から配置営業所問わず単一メーカーからの投入となり、F代の三菱に続きG代ではいすゞへ一括発注が行われた模様です。

 

日野車のサイドミラー・アンダーミラーに変化


ミラー交換後(局番:V−X627 日野U−HU2MLAA+日野車体 江東区木場付近 撮影:森茂樹氏)

ミラー交換前(局番:V−X602 日野U−HU2MLAA+日野車体 江東区東雲付近)

 葛西営業所所属の都市新バス仕様車にサイドミラー・アンダーミラーが変化した車が登場しました。アンダーミラーのステーを長いものに交換したうえで大角形のものを新設し、既存の小丸形のものを低い位置に移設しています。また、サイドミラーはステーは既存のままですが、本体は縦方向に長いものに交換されています。同営業所の都市新バス仕様車では相当数この改造が施されていますが、同営業所一般仕様車(ノンステップバスも含む)や他営業所所属車では既存のままとなっています。アンダーミラー増設・サイドミラーの改良は視認性の向上が目的と考えられますが、今後普及するのか注目されます。


(局番:M−E886 日野KC−RJ1JJCK+日野車体 品川区上大崎付近)

 一方、日野製中型車の運転席側サイドミラーにも変化が生じています。日野車の場合、大型・中型問わず運転席側のサイドミラーは「前方飛び出しタイプ」となっていますが(ただし、ノンステップバス・渋谷所属車は「前面横タイプ」)、品川・目黒営業所所属の中型車で「前面横タイプ」に改造されたものが見られます。改造が施された車を初めてみてから大分経ちますが(平成11年末から平成12年初あたりか?)、現在も未改造のままになっている車もあるようです。

 

アクセスライン用V−T850 方向幕取り付け・車体表記が施される


現在の姿(局番:V−T850 いすゞP−LR312J+IKC 江戸川区小松川付近 撮影:森茂樹氏)

転属当初の姿(局番:V−T850 いすゞP−LR312J+IKC 江戸川区東大島駅付近 撮影:森茂樹氏)

元V−E876 現在の姿(局番:E−E876 いすゞKC−LR333J+いすゞ 新宿区大久保付近)

 暫定配置のV−E876の交換のために小滝橋から葛西へ転属し「アクセスライン」用となったV−T850ですが、専用方向幕でカッティングシートが貼られた相方のV−E877(日野中型車)と異なって如何にも「暫定」のような状態で使われていました。ところが、森氏が今年(平成12年)7月に入ってから撮影に赴くと、専用方向幕が使われるようになり、簡素化されたもののカッティングシートが貼られた姿になっていました。アクセスラインの試験運行期間が延長されたからなのかわかりませんが、一応V−T850も専用車の面目を保つことになったわけです。
 暫定配置されていたV−E876ですが、本来の所属である小滝橋に戻ってから運転席側サイドミラーが「前方飛び出しタイプ」から本来の形状である「前面横タイプ」に改造されました。

 

「東京バス案内」アーケード版が登場

 都交通局協力の下に制作されたことで話題となり、昨年(平成11年)末に発売されて好評を博したドリームキャスト用都営バス運転シミュレーションゲーム「東京バス案内(ガイド)」が、8月下旬頃よりアーケード版(ゲームセンターに設置するゲーム機)として登場することになりました。遊ぶことが出来るコースは新宿・お台場の2種類で、おそらくドリームキャスト版のものと同じ田70系統(新宿)・虹01系統(お台場)のルートをプレイするものと思われます。アーケード版だけに、よりリアルな描写が期待できそうです。筐体は都営バスの車体を模したもので、「アイドリングストップバス」の表記やドリームキャスト版では間に合わなかった「みんくる」が描かれています。ハンドルは大型タイプを採用しています。
 版権はフォーティファイブにあるわけですが、筐体に「SEGA」のロゴは入っていることからおそらくセガエンタープライゼスがゲームセンターへ設置するものと思われます。(移植にあたっての開発もセガが担当したのかも知れません。)
 ゲームセンターで再び話題を呼ぶことが出来るか、今から注目ですね。

 

二階02系統 9月末で廃止


(局番:R−V106 ネオプランN122 江戸川区南葛西付近)

 江戸川区が東京都交通局(所管:臨海営業所)・京成電鉄(所管:江戸川営業所)へ運行委託し、専用の二階建てバスで運行されている「二階02系統(小岩駅〜葛西臨海公園)」が、利用者減と車両老朽化を理由に9月末で廃止されることになりました。
 二階02系統は、江戸川区の都市計画に基づき平成元年から運行を開始しましたが、利用者が開業2年目の233,000人をピークに減少し続け、3年前からは平日運休の措置をとったものの昨年度はわずか6万人に留まるまでに至りました。これに加え、開業当初から使用していたネオプラン製二階建てバス3台(都営2台・京成1台)が老朽化したこともあり、これらを理由として廃止することになったわけです。
 区主導の遊覧型バス路線では、中央区の銀座01系統(銀ブラバス)が今年2月に廃止されており、二階02系統もそれに続く格好になったわけです。各自治体とも財政状況が厳しいこともあり、車両代替でさらなる投資をするよりかは思い切って廃止する道を選択したのでしょう。都交通局受託路線で残るは台東区の二階01系統(上野〜浅草)ですが、こちらの先行きも気になるところですね。

 

車体広告車 全国的に広がりを見せる


(大阪市交通局守口営業所所属 局番:26−7473 いすゞKC−LV280L+西日本車体工業 大阪駅前)

 今年4月から都営バスで登場した車体広告車「ラッピングバス」ですが、広告効果が高いことが認められたこともあって大都市圏の路線バス事業者でも広がりを見せています。大阪市交通局でも登場しており、広告部分は都営バスと同じようにフィルム状のシートが貼り合わされています。大阪市内では、このほか阪急バス・阪神電鉄バスでも見ることが出来ます。台数はまだそれほど多くないようです。

 

アイドリングストップ装置後付改造のいすゞ車にエコツムリマーク貼付


(局番:S−Z230 いすゞU−LV324K+富士重工 江東区東雲付近)

従前の姿(局番:S−Z293 いすゞU−LV324K+富士重工 江東区豊洲付近)

 アイドリングストップ装置を後付で取り付けられたいすゞ車は、これまで前面方向幕横のエコツムリマークの貼付が省略されていましたが、車体更新工事を施したZ代車に貼付されるようになりました。いまのところ富士重工製車体モデルで確認していますが、IKC製車体でもみられることでしょう。これから更新工事を受けるZ・A代車では貼付されることになりそうですが、更新済みで未貼付車は除籍時期までそのままなのかも・・・?

 

地下鉄開業に伴う都営バス路線再編計画公表
新たなサービスを提供する路線8系統新設 経路変更・短縮・廃止は17系統

 東京都交通局では、都営三田線・営団南北線(共に9月26日開業)・都営大江戸線(12月12日開業)の全通に伴い、バス路線の再編を実施することになりました。概要は次のとおりです。

* 実施日:平成12年12月12日(都営大江戸線全線開業日)

* 路線新設

種別 運行区間 運行日 補足・推定される事柄
アクセスラインバス 豊洲駅〜豊洲一丁目(再開発地区)

平日

AL01系統(東大島駅〜小松川二丁目循環)の第二弾か? そうなると運賃は100円なのか?
豊洲一丁目は高層住宅などの再開発が行われている。所管は深川か?(専用車は登場するのか?)
ダイレクトバス 大井町駅東口〜(直行)〜八潮パークタウン 平日朝夕のみ 品91系統の片割れを直行運転するというもの。団地住民にとっては朗報かも。所管は品川か?
ラピッドバス 渋谷駅〜(主要停留所のみ停車)〜新橋駅 平日朝夕のみ 都01系統か都06系統の急行便なのか?
大塚駅〜(主要停留所のみ停車)〜文京区役所 平日朝夕のみ 都02系統の急行便なのか? 大江戸線への連絡の意味合いも持つのかも。所管は大塚か?
池袋駅東口〜(主要停留所のみ停車)〜豊島五丁目団地 平日朝夕のみ 王40系統の急行便か? 所管は北でしょうね。
西葛西駅〜(主要停留所のみ停車)〜新小岩駅 平日朝夕のみ 新小21系統の急行便か? だとすれば臨海所管になるのか?
錦糸町駅〜(主要停留所のみ停車)〜東京テレポート駅

土休日

既存系統が無い急行路線。城東地区から臨海副都心地区への新たな足として期待される。 所管は深川になるのか?
フレキシブルバス 葛西駅〜船堀駅〜錦糸町駅

土休日

リリースでは「特別需要に対応した弾力的な運行」とあったが、具体的にはどのような運行形態になるのか? 錦25系統に準拠した経路になるのか?

* 経路変更

系統 所管 変更前 変更後 補足
浜95 品川 品川車庫〜東京タワー 品川車庫〜神谷町駅〜東京タワー これまでは御成門から御成門小・港区役所を通る経路だったものを、神谷町駅経由としたものです。
四97 品川 品川車庫〜天現寺橋〜四谷駅 品川車庫〜天現寺橋〜四谷三丁目〜新宿駅西口 四谷三丁目〜四谷駅を廃止し、新宿駅西口へ延伸となります。
都03系統の新宿〜四谷間廃止の代替目的かも知れません。
門19 深川 深川車庫〜豊洲駅〜枝川〜都立三商〜門前仲町 深川車庫〜豊洲駅〜豊洲一丁目〜都立三商〜門前仲町 豊洲駅〜都立三商を枝川経由から豊洲一丁目経由に改めるものです。
豊洲一丁目経由だった東17系統が廃止されるための代替措置のようです。

* 経路短縮


新橋駅〜日本橋三越間が廃止される橋86系統
(局番:M−S811 日野P−RJ172BA+日野車体 品川区上大崎付近)

新宿駅西口〜四谷駅間が廃止される都03系統 他営業所への移管もあり得るのか?
(局番:D−F451 日野KC−HU2PMCE+日野車体 中央区晴海付近 撮影:森茂樹氏) 

系統 所管 変更前 変更後 補足
四92 品川 品川車庫〜赤羽橋〜四谷駅 五反田駅〜品川駅〜魚籃坂下〜一ノ橋〜赤羽橋〜三田五丁目〜魚籃坂下〜高輪台駅〜五反田駅(両回り循環) 四92系統の赤羽橋〜四谷駅間と反96系統の一ノ橋〜溜池間が廃止となり、両系統を統合し、循環路線となります。
反96 品川 五反田駅〜一ノ橋〜溜池
橋86 目黒 目黒駅〜一ノ橋〜新橋駅〜日本橋三越 目黒駅〜一ノ橋〜新橋駅 新橋駅〜日本橋三越間が廃止となります。
これにより、銀座のメインストリートである中央通りを運行するバスは全て消えることになりました。
渋88 渋谷 甲:渋谷駅〜新橋駅〜東京駅丸ノ内南口
乙:渋谷駅〜東京タワー
渋谷駅〜新橋駅北口 甲系統の新橋駅北口〜東京駅丸ノ内南口間と乙系統の麻布台〜東京タワー間が廃止となり、甲・乙両系統を統合します。
都03 杉並 新宿駅西口〜四谷駅〜晴海埠頭 四谷駅〜晴海埠頭 新宿駅西口〜四谷駅間が廃止されます。
前回のダイヤ変更時に減便と四谷駅折返しの増加が行われましたが、結局は区間廃止となってしまいました。一応は四97系統の新宿延伸でフォローするようですが・・・
茶51 巣鴨 甲:駒込駅南口〜お茶の水駅〜東京駅北口
乙:王子駅〜駒込駅南口〜お茶の水駅
駒込駅南口〜お茶の水駅 王子駅〜駒込駅南口・お茶の水駅〜東京駅丸ノ内北口が廃止されます。
廃止区間は近年減便が続いており、来るべき時が来たようです。
草28 葛西 葛西橋〜両国〜神田駅 葛西橋〜両国駅 両国駅入口〜神田駅間を廃止し、両国駅へ乗り入れることになりました。

* 系統廃止


廃止が決まった黒10系統
(局番:M−V610 日野P−HU233BA+日野車体 東京駅丸ノ内南口)

系統 所管 現在の運行区間 補足
黒10 目黒 目黒駅〜一ノ橋〜東京駅丸ノ内南口 営団南北線・都営三田線延伸の直撃を喰った形になった。経路違いの東98系統は残存したが、これは東急との共管の絡みもあってのことか?
茶81 渋谷 渋谷駅〜九段下〜お茶の水駅 減便続きで既存の地下鉄とも並行していることから、廃止はやむを得ないところか。
田70 新宿 新宿駅西口〜一ノ橋〜港区スポーツセンター
新宿駅西口〜赤羽橋〜港区スポーツセンター
営団南北線・都営三田線延伸エリアに加え、都営大江戸線全通が決定打になってしまった。運行本数も多かっただけに、あっけなく廃止されるのは惜しいところ。
秋76 新宿 新宿駅西口〜飯田橋〜秋葉原駅 都営大江戸線と並行することから廃止になってしまったようだ。
四80 新宿 四谷駅〜赤坂アークヒルズ 営団南北線四谷〜溜池山王間延伸時に平日のみ運行となっていたが、ついに廃止となってしまった。
水59 巣鴨 巣鴨駅〜水道橋駅〜一ツ橋 元々都営三田線と並行しており、存在意義が希薄だった路線。なぜか古参車が充てられる路線だったが、ついに廃止されることになった。
東17 深川 東京駅八重洲口〜月島駅〜潮見駅 平日朝夕のみ運行で急行運転が実施されていたが、廃止されることに。

* その他
 地下鉄との乗継運賃制度の拡充として、都営バス乗継割引カードの新設を検討しています。ただ、割引対象が都営地下鉄だけなのか、営団地下鉄まで含むのか不明です。現行の「バス共通カード」や「地下鉄Tカード(10月からは首都圏民鉄共通カード「パスネット」へ移行)」とは別モノのカードいなるみたいですね。
 (ちょっと勘違いしていたようで・・・ 新設される「都営バス専用乗継割引カード」は都営バスを乗り継ぐ場合に利用できるもので、地下鉄への乗り継ぎは全く考慮されていないものでした。)

 結果として、新設8系統・経路変更3系統・短縮7系統・廃止7系統となります。正直な感想としては、思ったより路線の改廃が少ないことが挙げられます。ただ、これはあくまで第一弾と考えられ、実際に地下鉄が開業した後の利用状況を勘案した上で、さらなる再編が行われる可能性は充分に考えられるでしょう。また、新機軸で新設された8系統(ほとんど、既存系統の手直しと見られなくもないが・・・)が、成功を収めるのかが注目されるところでしょう。
 一つ気になる点と言えば、新宿営業所所管路線が現在の5系統から3系統(田70・秋76・四80)が廃止となり、残りはわずか2系統(宿74・CH01)となってしまうことです。自動車営業所から支所への組織変更が行われるのか、最悪のケースでは他営業所へ路線移管・営業所の廃止も考えられ、今後の動向が気になります。

 

低硫黄軽油 11月から目黒営業所港南分駐所所属車へ使用開始
大気汚染対策の一環 全国初の試み

 9月19日に開会した平成12年第三回都議会定例会において、石原都知事は所信表明演説で11月から低硫黄軽油を都営バスで使用することを明らかにしました。
 低硫黄軽油は軽油に含まれる硫黄成分を現行規制の500ppmを10分の1の50ppm以下としたもので、既にヨーロッパでは広く採用されています。ヨーロッパでディーゼル車が低燃費をウリにしているわりにさほど公害が問題にならないのは、実のところ軽油の成分が日本のものと異なっているからのようです。DPF(黒鉛除去フィルター)装備車であれば、その効果をより高めることが可能です。日本でも石油連盟が平成15年から順次低硫黄化することを表明していることろですが、東京都では「ディーゼル車NO作戦」を掲げていることから、業界の動きに先んじて低硫黄軽油を使用することになったわけです。この取り組みについて、石原知事は演説のなかで「低硫黄軽油の有効性を実証すると同時に、その導入を全国に広げる一矢を放つ、画期的な対策と信じております。」と述べています。
 11月から低硫黄軽油を使用するのは目黒営業所港南分駐所に配置されるバス34台で、低硫黄軽油の精製は昭和シェル石油の協力により行われます。今後、さらに石油事業者の協力が得られれば使用台数を増やす方針とのことです。
 東京都のディーゼル車対策はとかく規制強化が目立つもので、ユーザーからの反発も充分予想できるものでもありましたが、今回の取り組みは都が率先して実行するものとして高く評価できます。今後は、低硫黄軽油の有効性を広く明らかにし、普及促進へ大きな足がかりにして欲しいものです。

※ 追記
 
低硫黄軽油を使用する港南分駐所配置34台のうち、2台には「連続再生式DPF(黒煙除去フィルター)」が取り付けられます。都営バスでは、これまで「交互再生式DPF」を装備したバスが運行されていますが、連続再生式DPFはより浄化能力に高い効果を期待できるものです。(連続再生式DPFは低硫黄軽油でその威力を発揮することができるため、低硫黄軽油が使用される欧米で装備が進んでいます。)

 

らくらくステップバスに車椅子マークを掲出


(局番:L−E425 日産ディーゼルKC−UA460HAN+富士重工 中央区勝どき付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:L−E423 日産ディーゼルKC−UA460HAN+富士重工 東京駅丸ノ内南口)

(局番:D−E430 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海付近)

(局番:D−E437 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海埠頭)

(局番:E−E874 いすゞKC−LR333J+いすゞ 新宿区大久保付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:K−E889 三菱KC−MK219J+MBM 荒川区日暮里駅付近)

 表題のとおり、らくらくステップバスの前面方向幕右横と後面(広告車及び広告準備車は後面窓左側。標準塗装車は後面窓下)に車椅子マークが掲出されるようになりました。確認されているのは、杉並・江東営業所所属の都市新バス仕様車と目黒・小滝橋・南千住営業所所属の中型車で、共にE代車に対して貼付されています。いずれも、座席の一部が折り畳み可能となっており、加えて中扉にスロープ板を装備する仕様となっているものです。車椅子での乗降に対応できる状態であったものの、これまでは特別な表示が行われていませんでした。

 

12月の路線再編に待った! 港・文京・新宿の3区が再検討を都へ要望

 地下鉄の開業に伴い、12月12日に都営バスの再編が実施されるわけですが、このうち廃止・短縮等で影響が生じる都心部の港・文京・新宿の3区では、「バス路線の空白域が生じたり、高齢者や障害者の利用が制約を受けるなど利便性が損なわれる」とし、10月2日までに区長又は区議会議長名で都知事・都交通局長に対し再検討を求める要望書を提出しました。3区では、高齢者や障害者、幼児を抱えた母親への影響が大きく、これまできめ細かく配置されたバス停が無くなることで住民が不便になることを懸念し、都に対して再検討を要望するに至ったものです。

 路線が廃止される地域としては、当然出るべくして出た動きと言えます。都交通局の考えとしては「地下鉄の開業により、山手線内はほぼ100%が駅から10分以内になる」として路線再編を実施するとしていますが、3区からの要望理由も充分納得できるものがあります。かと言って、地下鉄建設コストを償還するため、少しでも地下鉄に乗ってもらおうという都交通局の目論見もわからないでもありません。この種の問題は簡単に結論を出すのは難しいですね。

 

連続再生式DPF装備車 11月から営業運行開始

 都交通局・環境局では、大気保全政策の一環として「連続再生式DPF(黒煙除去フィルター)」を装備したバスを11月1日から試験的に営業運行をすることになりました。今回装備されるのはエンゲルハード社製の「DPX」で、排ガス規制の2区分(平成元年>型式の頭に「U」が付く車種・平成6年>型式の頭に「KC」が付く車種)とシャーシメーカー4社の8通りの組み合わせを各3台ずつ、計24台に対して装着されます。現時点で運行区間が判明しているのは「品川駅東口〜八潮パークタウン〜大井町駅東口:品91系統(所管:品川)」「池袋駅東口〜文京区役所:都02乙系統(所管:大塚)」「東京駅丸ノ内北口〜錦糸町駅:東22系統(所管:江東)」の3区間となっています。

 最近、都は脱ディーゼル対策として混和軽油(軽油に灯油・重油などを勝手に混ぜて軽油引取税を脱税する手段。灯油を凍結防止の目的として混ぜることはあるが、予め申告していれば問題ナシ。)の摘発に力を入れているようですが、都の組織のなかにおいて最大のディーゼル車ユーザーである交通局としては何らかの対策を組む必要性に迫られているようです。まずは、様々な試みを積み重ねて最善の方法を探るという状態といえます。良い成果が得られることに期待したいですね。

 

「東京の屋外広告物」アンケート結果まとまる
ラッピングバス 3分の2以上が「良い印象」


ラッピングバス・みんくるバスがズラリと並ぶ この光景も見慣れたものになってきている(中央区晴海埠頭 撮影:森茂樹氏)

 平成12年4月に改定された東京都の屋外広告物に関する条例について、東京都では7月に都政モニター500人を対象にアンケートを実施し、その結果がまとまりました。アンケートは、今回改定された路線バス・路面電車の車体利用広告の印象を中心に行われた模様です。
 アンケート結果の概要は次のとおりです。

※ 参考:東京都公式ホームページ掲載「東京の屋外広告物について」←詳しくはこちらをご覧ください。

 ラッピングバスは概ね好意的に受け止められているようですね。都市空間を上手く活用した成功例と言えるでしょう。ただ、ラッピングバスがもてはやされるだけでは困ります。やはりバスは実用的に使ってもらってこそのもの。その点も忘れずに検討・実行していただきたいものです。(広告のためにバスを走らせるようになっては主客転倒ですからね。)

 

液晶式行先表示装置のA−B657 普通の幕式行先表示装置へ交換


幕式交換後の姿(局番:A−B657 日野KC−HU2MLCA+日野車体 品川区東品川付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:A−B657 日野KC−HU2MLCA+日野車体 品川区大井町駅前 撮影:森茂樹氏)

液晶式時代末期の姿(局番:A−B657 日野KC−HU2MLCA+日野車体 江東区東雲付近 撮影:森茂樹氏)

液晶表示部分拡大

 都営バスでは唯一、全国的に見ても稀少である液晶式行先表示装置を装備していた品川営業所所属のA−B657が、一般的な幕式の表示装置へ交換されました。液晶式は幕式と比べて表示内容の変更に対して簡単に対応できるメリットがあるものの、視認性に難があり、A−B657以外では採用されることがありませんでした。今回の幕式への交換は、おそらく新製時点から6年経過するなかで液晶本体かバックライトが耐用年数となったことからと推測されます。他バス事業者や鉄道車両で徐々に採用されているLED式への交換もあるのかと思っていたのですが、結局は都営バスでは汎用性のある幕式への交換となったようです。

 

元二階02系統用専用車が大阪に!?


現役当時の姿(局番:R−V106 ネオプランN122 江戸川区南葛西付近)

 9月末で廃止された二階02系統(小岩駅〜葛西臨海公園:都営・京成の共管)で用いられたネオプランですが、路線廃止後の去就については特段報道されることはなく、その消息はつかめていませんでした。ところが、最近「大阪で見た」という情報が入ってきました。頂いた情報によると、「大阪市営バスの歌島橋バスターミナル付近にあるメーカー系自動車工場に元二階02系統用だったネオプランを見た。前面方向幕の配置・中扉横の出入口表示からして間違いない。」とのことです。元の所属は都営・京成のいずれも考えられますが、いずれにしても他事業者へ移籍される可能性は大きいと見て良いでしょう。

<追記>元二階02系統専用車は大阪・中央交通へ譲渡

 上記の件について掲載したところ、大阪の中央交通へ譲渡されたとの新聞記事をご紹介くださいました。内容は、「二階02系統専用車は、3台とも(都営2台・京成1台)大阪の中央交通へ譲渡された。譲渡価格は3台で700万円。」です。水の都・大阪で新たな活躍に期待したいですね。

 

連続再生式DPF装備車 運行始まる

 連続再生式DPF装備車の試験運行については既にお伝えしているところですが、11月中頃から運行を始めた模様です。


DPFが装備されたM−B720(撮影時点は未装備)
(局番:M−B720 日野KC−HT2MLCA+日野車体 江東区青海付近)

 低硫黄軽油を使用することで大きな効果が期待できるジョンソンマッセイ社製の「CRT」の装備は、M−B720・M−B721(目黒営業所港南分駐所所属:日野KC−HT2MLCA)に行われました。後面窓にDPF取り付けを示すステッカーが貼付されているようです。
 また、各メーカー・排ガス規制区分ごと計24台に装備されるエンゲルハード社製の「DPX」については、都環境局のホームページ内にある「ディーゼル車NO作戦」で実際に取り付けられている状態を紹介されています。(http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/dno/etc/phrep/01/index.htm


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