
ここでは島根県松江市を走るバスを紹介していきます。なぜ唐突に松江なのか? 実は私の親の実家が松江にあって幼い頃は良く遊びに行って馴染みがあり、小規模な街にも関わらず公営バスと民営バスが共存しているという珍しい環境であり、運輸省・建設省・警察庁から「オムニバスタウン」に指定されて路線バスに対して先進的な取り組みが進められていることもあって企画しました。・・・と思ったら、松江へ取材に行く直前に発売された「バスラマインターナショナル59」(ぽると出版 刊)で松江市交通局が特集されているじゃありませんか!! ネタ的にモロ被りだなぁ〜と思いつつ、まぁそれはそれでウチなりの切り口でやってみることにしました。(結果として、良い資料が揃ったんですから大助かりです。)
※ 参考文献:「バスラマインターナショナル59」(ぽると出版 刊)・「松江市営バス時刻表」(松江市交通局発行 平成12年5月改正)
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本コンテンツ作成後、松江市周辺の路線バスに相当な変化が生じています。特に、松江市営バスでは平成13年5月に車庫を古志原から平成町へ移転したことにより運行路線が大幅に変わり、一畑バスでも美保関町路線を自治体へ移管などが行われています。また、車両の面でもノンステップバス投入・行先表示器をLEDタイプへ更新が行われています。その変化の話を伺うにつれ、劇的な変化には只々驚くばかりです。 このため、ここの内容は現状に即したものではありませんが、あくまで平成12年5月頃の記録としてこのまま掲載することにしました。この点をご理解いただけると幸いです。 |
松江市交通局(松江市営バス)は、県庁所在地の自治体でも小規模な部類に属する島根県松江市(人口約15万人)が運営する公営交通事業者で、運行規模にしても所属車両63台(乗合:53台・貸切:10台)・運行路線主要10系統(他無料バス1系統)・車庫1箇所(交通局と同位置)という非常に規模の小さいものがあります。松江市内には島根県東部を主たる事業エリアとする一畑バス(平成12年4月に一畑電気鉄道から分社)も多く、言ってみれば競合する区間もありますが、松江市営バスは北部は川津・法吉・春日、南部は古志原・乃木・竹矢、東部は大海崎と隣町の八束町(大根島)と比較的近距離を担当しており、松江市郊外・周辺自治体への遠距離路線を有する一畑バスと棲み分けがされています。
規模は小さいながらも、ワンステップバスの投入を早くから進め、ノンステップバスも平成9年に中国地方で初めて投入するなど、先進性を見ることが出来ます。路線構成も、従来からの松江駅を中心とした放射型路線と平成9年に開設された南北の循環路線2系統を組み合わせるなど、いかに利用してもらうかを考えられている様子がうかがえます。これらの施策に加え、観光目的で平成7年に開設された「レイクライン」が好調な事も手伝って、松江市交通局の輸送人員は平成7年度から増加に転じるようになっています。規模の大小はあれど、利用者減に悩む公営バス事業者にあって非常に珍しいケースと言えます。前松江市長の宮岡寿雄氏(※)が交通対策に熱心で、市長の提言が実現して着実に実を結んでいるところが大きいのでしょうし、市交通局も局全体が一丸となって取り組む姿勢が結果に現れたのでしょう。
※ このコンテンツを作成途上で宮岡氏が御逝去されました。松江市を国際観光都市として発展すべく人力を尽くされ、それらが実を結びつつある時だけに非常に残念なことです。心からご冥福をお祈りします。
| 起終点(路線名) | 主な経由地 | 起終点 | 備考 |
| 2 県合同庁舎/古志原車庫 | 古志原〜上乃木〜相生町〜松江駅〜大橋南詰〜県民会館前〜北堀町〜石橋町 | 1 川津/あじさい団地 | 注1 |
| 2 県合同庁舎 | 古志原車庫〜古志原〜生協病院入口〜サティ前〜松江駅〜日赤病院入口〜県民会館前〜市役所前〜松江温泉駅 | 3 福祉センター | 1日2往復 |
| 2 県合同庁舎/古志原車庫 | 古志原〜上乃木〜相生町〜松江駅〜大橋南詰〜県民会館前〜総合体育館前〜楽山入口〜女子高校前〜朝酌郵便局前〜大海崎〜入江 | 7 八束町中央 | 注2 |
| 6 公園墓地中央 | 女子短大前〜乃木公民館前〜上乃木〜相生町〜松江駅〜大橋南詰〜県民会館前〜堀川遊覧船乗場〜春日南〜春日三区〜淞北台団地〜大界〜法吉回転場 | 5 うぐいす台 | 注3 |
| 4 馬潟/竹矢/東光台 | 東光台入口〜津田小学校入口〜東朝日町〜サティ前 | 松江駅 | 注4 |
| 4 竹矢 | 東光台入口〜津田小学校入口〜開運稲荷前〜文化センター入口〜相生町入口〜松江駅〜大橋南詰〜県民会館前〜北堀町〜石橋町 | 1 川津/あじさい団地 | 注5 |
| 8 南循環線 | 松江駅〜県立美術館前〜卸団地〜乃木駅前〜乃木公民館前〜商業高校前〜運動公園入口〜古志原〜古志原車庫〜県合同庁舎〜上谷〜津田小学校入口〜文化センター東入口〜サティ前〜松江駅 | 注6 | |
| 9 北循環線 | 松江駅〜くにびきメッセ前〜附属中学校前〜学園通り中央〜川津〜島根大学前〜淞北台団地入口〜春日南〜堀川遊覧船乗場西入口〜月照寺入口〜松江温泉駅〜福祉センター〜市役所前〜県民会館前〜灘町〜松江駅 | 注7 | |
| 福祉シャトルバス | 文化センター前→生協病院前→西津田七丁目→美月→界橋→駅南口→松江駅→朝日町→灘町→市立病院→天満宮前→天神町→大橋南詰→京橋→県庁前→県民会館前→日赤病院前→京橋→宍道湖大橋南詰→市立病院→朝日町→松江駅→駅南口→界橋→生協病院前 | 注8 | |
| レイクライン | 松江駅→くにびきメッセ前→京橋→松江城(大手前)→大手前堀川遊覧船乗場→小泉八雲記念館前→堀川遊覧船乗場→黒田町→月照寺前→清光院下→松江温泉→福祉センター前→市役所前→松江城南→カラコロ工房→大橋南詰→灘町→県立美術館前→夕日公園→嫁ヶ島→竪町→白潟天満宮前→山陰合同銀行前→大橋南詰→宍道湖遊覧船乗場→松江駅 | 注9 | |
| ショッピングバス | サティ前→松江駅→朝日町→天神町→寺町→朝日町→松江駅→サティ前 | 注10 |
松江市交通局発行の3000円(使用可能額3300円)の共通バスカード。
首都圏のバス共通カードと異なり、発売事業者共通デザイン部分は特に無さそうです。
上のカードのデザインは「宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島と夕日」です。
| 方面番号 | 主な経由地 | 主な行先 |
| 1 | 県民会館前・石橋町 | 平成ニュータウン・本庄・野波・宇井・七類・美保関・四季ヶ丘 |
| 2 | 相生町・上乃木 | 大庭・八雲・八重垣神社 |
| 3 | 松江温泉・古江・免許センター | |
| 4 | 松江サティ・合同庁舎前 | 大庭・出雲郷(合同庁舎を経由せず矢田・竹矢方面へ) |
| 5 | 県民会館前・小泉八雲記念館 | 生馬が丘・春日・恵曇・別所・片句・古浦・沖泊 |
| 6 | 県立美術館・短大前 | 長命園 |
| 7 | 総合体育館前・学園通り | 本庄・四季ヶ丘 |
| 8 | 桧山 | 大庭・八重垣神社・国立病院 |
| 9 | 国際交流会館前 | 四季ヶ丘 |
| 10 | 竪町・乃木駅 | 玉造温泉・大東連絡所 |
| 11 | くにびき道路・菅田町・東奥谷町 | 春日 |
一畑バスも、松江市営バスの後を追って方面番号を導入しています。奇数:大橋川より北側方面・偶数:大橋側より南側方面という原則は松江市営バスと同じで、番号そのものもなるべく同じ経路・行先になるようにしています。事実上松江駅行きとなるメッセ・体育館行き(一畑バス本社)には方面番号は付番されていません。