【特設】G代車特集

 このページでは、G代車(平成12年度納入車)について特集します。平成12年度の新車は路線車は2車種6台だけ、特定車を含めてもわずか 3車種という寂しい状態でした。そういう状態だけに特集ページを設けるのは少々難しいため、「ニュースのやま森」からの転載という格好でお送りします。

 


(局番:S−G894 日産ディーゼルKK−RM252GANCN改(推測)+西日本車体工業 江東区豊洲一丁目付近 撮影:森茂樹氏)


(局番:S−G895 日産ディーゼルKK−RM252GANCN改(推測)+西日本車体工業 江東区豊洲一丁目付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:S−G896 日産ディーゼルKK−RM252GANCN改(推測)+西日本車体工業 江東区豊洲一丁目付近 撮影:森茂樹氏)

(S−G896の後部 深川営業所(公道上から撮影) 撮影:森茂樹氏)

 「いつ登場するのか?」と気を揉んでいたG代路線車が、ようやく姿を現しました。
 「バスラマ インターナショナル」(ぽると出版 刊)の誌面上での都交通局のコメントのとおり、中型CNGノンステップバス3台が深川営業所に投入され、AL02系統(豊洲駅〜豊洲一丁目循環)専用車として運行を開始しました。
 局番(登録番号)はS−G894(足立200か295)・895(足立200か296)・896(足立200か297)で、日産ディーゼルRMをベースにCNG・ノンステップ化しており、車体は都交通局史上初と思われる西日本車体工業製になっています。屋根上には、大型CNGノンステと同様に天然ガス貯蔵タンクが設置されていますが、これまでのものに比べると非常にスクエアな印象を受けます。塗装は従前からあるノンステップ専用のものを採用しており、アクセスライン用を示す表記がされています。
 なお、これまでAL02系統用だったS−B847・B848・E888はその任を解かれ、B847・B848についてはそのまま品川営業所へ転属となり(登録番号は今までと同じ足立ナンバーのままです。)、E888は12月までの所属だった南千住へ転属となりました。

 




(局番:A−G900 いすゞKC−LV280L+いすゞ 品川営業所前 撮影:森茂樹氏)

(局番:F−G902 いすゞKC−LV280L+いすゞ 撮影:森茂樹氏)

 特定車は平成11年度から単一メーカーからの納入となり、平成12年度はいすゞ車が投入されました。納入時期が平成12年度に入ってすぐだったので、車種は先代LV(キュービック)となりました。いすゞLVは平成12年6月頃から現行モデルのエルガになりましたので、キュービックとしては最末期型ということになります。12年度からは補助ステップが廃止されてニーリング機能が装着されました。また、環境問題に配慮してEGR(排出ガス再循環装置)+DPF(黒煙除去フィルター)が装着されています。ちなみに、後面窓に記されている「黒煙除去フィルター付きバス」の文字ですが、どうも投入当初は「煙」の文字が間違っていたらしく(この辺の情報も頂いています。)、他の文字よりずれて貼られた「煙」の文字がそれを伺わせます。
 投入数は路線車より多い8台ですが、これでも特定車全体では減車となっています。特定輸送は都教育庁からの受託事業ですが、民間事業者と一緒に入札の上で契約が行われています。この入札で民間事業者が落札しているため、都交通局としては減車せざるを得ない状況になっているわけです。

 

台東区浅草地区循環バス『めぐりん』 6月29日より運行開始
使用車両は日野HR7m級ノンステップバス

 都交通局では、台東区からの委託により浅草地区で循環バス『めぐりん』を運行することになりました。運行開始日は6月29日(金)で、浅草の二天門を起点として今戸・日本堤・三ノ輪・入谷・千束を巡る1周7.4kmの片周り循環ルートを運行します。地域密着型路線ということで、停留所は200〜300mおきに設置されます。運行本数は37本/日(祝日を除く日曜日は25本/日)で15分間隔で運行されます。運賃は大人・小児ともに100円で、バス共通カード・都バス定期券・シルバーパスなどは使用できませんが、専用回数券(発売額1000円で11回乗車可能)が発売されます。
 使用車種は、台東区のホームページの画像から判断すると日野レインボーHRノンステップの7m級タイプで、外装をレトロ調に仕上げられています。所管営業所は不明ですが、今年3月まで運行していた二階01系統(台東区からの委託路線)を担当していた南千住営業所になると思われます。
 なお、開業初日は正午からの運行となり、翌30日まで運賃は無料となります。

『めぐりん』専用車はG代車


(局番:K−G020 日野KK−HR1JEEE+日野車体 台東区言問橋付近)

(局番:K−G021 日野KK−HR1JEEE+日野車体 台東区言問橋付近)

(局番:K−G022 日野KK−HR1JEEE+日野車体 台東区言問橋付近)

 使用車種は、台東区ホームページに掲載された画像のとおり日野KK−HR1JEEE(レインボー/7m車)で、この型式は都営で初投入となりました。局番及び登録番号は、K−G020(足立200か308)・K−G021(足立200か309)・K−G022(足立200か310)の3台を確認しました。所属は予想通り南千住営業所でしたが、投入年次はなんと平成12年度納入枠のG代車となりました。これについて改めて台東区のホームページで確認したところ、循環バスそのものは平成12年度に事業化されたもので、当初は平成12年度末(平成13年3月)までに運行を始める予定だったようです。何らかの事情があって6月末の運行開始になったものの、車両購入費そのものは平成12年度からなのでG代車の枠が充てられたのでしょう。また、局番の車種区分は『000〜089』の貸切枠が充てられています。これはおそらく都交通局と台東区の間では貸切輸送の契約が結ばれ、実際には有償で旅客輸送を行う形態が採られていると思われ(自治体が民営バスに路線バスの運行を委託する際によく見られます。)、それが起因して貸切枠の付番となったのでしょう。
 外装はレトロ風で仕上げられているものの、見る人が見れば日野HRと判別できる程度の加工にとどまっています。内装もそれにあわせて赤色シート・木目パネル貼り・金メッキの降車ボタンと手すりとなっていますが、座席配置そのものは割と一般的な仕様になっています。また、車椅子利用者の乗降のために、中扉に取り付ける折り畳み式スロープ板 を搭載しています。


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