☆ 『名探偵コナン』に見る都営バスの描写(笑) ☆
その1

 完全に管理者の自己満足で協力者の賛同を一切受けられないこの『・・・に見る都営バスの描写』シリーズですが、今回は意外にもその協力者森茂樹氏からのネタ提供を受けた「名探偵コナン」(原作:青山剛昌 読売テレビ・日本テレビ系列で放送)編をお送りします。「名探偵コナン」そのものについては、メジャーな作品でもありますので省略 させて頂きます。(そもそも、私も詳しく知らないんですよ。)
 今回、紹介するのは平成13年4月頃に放送された230・231話「謎めいた乗客(前編・後編)」でして、なんと2話にわたって都営バスが登場します・・・というか、話のキーになっています。主人公の「江戸川コナン」とその仲間が春スキーに行くためにバスに乗っているところから始まります。(都営バスでスキーに行くのではなく、集合場所までの移動手段としてのようです。)


 まずは外装からです。ご覧のとおり、いすゞLVキュービック(車体架装;IKC)で都営バス塗装そのものです。先代G代試作冷房車〜Z代車まで都営特有の仕様であった屋根上の通風機4個搭載がしっかり描写されているほか(室内のエバポレータユニット設置位置を避けている点にも注目)、前寄りのマーカーランプ・各種アンテナなどもしっかり抑えられています。ただ、運転席側側面でK尺車で見られる運転席直後の小窓の描写のついては、カットによってはそれらしくなっているものの、全般としては上の画像のようにほぼ均一なサイズになるなど、一定のサイズで描かれてません。その点が惜しいところと言えます。

 側面の表記ですが、驚くべきことに「C−W707(米花)」「都営バス」と明記されています。さすがに営業所名は新宿ではなくて作品の舞台で登場する地名「米花:「ベイカ」と読む)」になっていますが、新宿には本当に「C−W707」が在籍していましたから、実在の車をベースに描写されたことがわかります。バス共通カードと定額定期券取扱のステッカーが貼っていて妙にリアルに見えるんですが、さらに加えると、新宿所属車だと確かにこの位置(カードは局番の上、定額定期券は車外スピーカーの右横)に貼ってることが多く、細かい所まで目配せして描写していることを伺わせます。(最近では、定額定期券のステッカーは貼らなくなっている。)


 前面周りです。特徴のあるいすゞキュービックをしっかり描写しています。都営特有の局番札や・イチョウのエムブレムがそのままの姿で描かれています。登録番号の「か53−91」は、実在のC−W707と同じものです。


 前面方向幕です。話の展開で運行中のものから回送に表示を変えるシーンがあり、「方向幕を回している」ところです。文字の配色が「系統・回送車→緑 行き先→青」という都営仕様そのままに表記されています。


 中扉周りです。ステップ周辺の配色や構造がかなり描き込まれているのには驚きです。よほど細かい所まで観察したのでしょう。(ちなみに、以前紹介した『藍より青し』と違い、折戸はまともに開閉しています。)ドア横の窓の部材を押さえるネジまで描かれている点にも注目です。


(局番:C−W704 いすゞU−LV324K+IKC)

 実物の同型車の画像です。本当はC−W707そのものの画像があれば良いんですが、とりあえず近い局番のC−W704でご勘弁を。 なお、実在のC−W707はすでに除籍されています。


『名探偵コナン』に見る都営バスの描写(笑) その2 に続く

 

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