平成11年2月20日より営業開始したCNG(圧縮天然ガス)ノンステップバスのうち、ここでは日産ディーゼル製(局番:N−E401・北営業所所属)について紹介します。

(局番:N−E401 日産ディーゼルKC−UA460KAM改+富士重工 新宿営業所)
屋根上のガスボンベカバーが目立ちますが、車体そのものの構造はディーゼルエンジンのノンステップバスを流用しているようです。都営では初投入となる側面窓が上下方向に拡大された量産タイプで、C・D代で投入された幕部の広い試作タイプに比べるとだいぶ見栄えが良くなった気がします。中扉は都営の日産ディーゼル製ノンステップバスではおなじみとなった引戸(上下分割ガラス)で、スロープは手動式になっています。前面方向幕横のマークは左:エコツムリ・右:車椅子となっていて、低公害・高福祉を兼ね備えた性格を良く表しています。
ちなみに、E代の日産ディーゼル製CNG車で見られる銀色のホイールはこのバスでは採用されず、従来通りクリーム色になっています。

(局番:N−E401 日産ディーゼルKC−UA460KAM改+富士重工 新宿営業所)
後面・側面周りです。前面同様車椅子マーク・エコツムリマークが表示されています。後面窓が両側いっぱいに拡大され、窓下の点検蓋が大型1枚となっています。(試作タイプでは、窓が横方向にやや狭くてまわりの凹みに黒枠が付き、点検蓋は2枚構造になっていました。)細かい所ですが、後輪を照らすランプが凹ませてあります。これはC・D代の日産ディーゼル製ノンステップバスや同期のいすゞ製CNGノンステップバスでは見られない仕様ですが、おそらく狭隘区間を考慮したものでしょう。(運行する王40系統では、確かに江北橋以北で狭隘区間が存在しています。)

エンジン関係の蓋を開けた様子です。ディーゼル仕様のノンステップバスでもそうですが、後部の限られた空間によくもこんなに押し込めたものだと感心させられます。エンジンはCNG用PU6型(12.6L 240馬力 110Kg-m)を載せ、日産ディーゼル・日野・いすゞ製ノンステップバスでお馴染みとなったZF製トルクコンバータ4速オートマチックトランスミッションを組み合わせています。
(参考文献:バスラマインターナショナル52(ぽると出版))

(局番:N−E401 日産ディーゼルKC−UA460KAM改+富士重工 新宿営業所)
中扉にあるスロープ板を出した状態です。方向幕は実際に営業で用いられるものを出しています。