平成12年12月路線再編 車両の動き

 

 都営地下鉄大江戸線開業に伴う平成12年12月12日付路線再編により、各所で車両の転属などの動きが生じました。このページではその様子を画像を中心にお伝えします。

 

都03・05系統 再編直前に早くも一般路線転用車登場
再編後も引き続き杉並支所に残留


(局番:D−D339 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海付近)

(局番:D−E431 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海付近)

 再編により杉並営業所(現:杉並支所)が都03・05系統の担当から外れましたが、実際は杉並所属の日野製都市新バス仕様車が再編後の担当となる深川へ転属することで対応しました。しかしながら、一部の都市新バス仕様車は再編後も杉並に残ることになり、再編の1週間前から早くも一般路線用となって都03・05系統の運行に就く姿が見られました。(再編後は杉並車が都03・05系統に入ることは無くなるため、上の画像のような姿はごく短い期間だけのものとなります。)
 一般路線用の転用と言っても、実際には前面のヘッドマークを都のイチョウマークへ交換・「グリーンアローズ」の愛称板の取り外し程度ですが、愛称板が行灯タイプだったD代車はまだしも、マグネットシートタイプのE代車では一般路線用と何ら変わらなくなってしまいました。

 


(局番:D−E432 日野KC−HU2MLCA+日野車体 世田谷区新代田駅付近

(局番:D−E433 日野KC−HU2MLCA+日野車体 世田谷区新代田駅付近)

(局番:D−D341 日野KC−HU2MLCA+日野車体 港区内 撮影:森茂樹氏)

 都市新バスに関する表示を外された車については、再編後も転属することなく引き続き杉並支所(再編までは営業所)所属として使用されています。元々、D・E代車は都市新バス仕様と一般使用の差が少なかったとは言え、やはり本来の製造目的の路線から外れるのはどこか寂しさを感じさせます。

 

都03・05系統 杉並から深川へ日野車多数転属


(局番:S−E437 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海付近)

 再編後都03・05系統の担当となった深川営業所には、杉並から多数の日野製都市新バス仕様車が転属しました。側面の営業所表記が「S」「(深川」と書き換えられたものの、登録番号(ナンバープレート)は暫定的に杉並時代の練馬ナンバーのままとなっています。(練馬ナンバーは過渡的なものでしょう。局番の書き換えは完了したようですが、ごく一部に運転席側の表記が杉並のまま直されていないものが存在しています。)


(局番:S−V234 日野P−HU233BA+日野車体 中央区晴海付近)

(局番:S−A586 日野HU2ML改+日野車体 中央区晴海付近)

 広告車の局番書き換えですが、元の表記が黒文字や青地黄色抜き文字だったものでも標準塗装車と同じ白文字で修正されているため、「如何にも転属しましたよぉ!」という状態になっています。


(局番:S−D336 日野KC−HU2MLCA+日野車体 中央区晴海付近)

 広告車で車体色が白になると、修正部分が白文字だけに「−D336(深川)」としか読めなくなりました。近づいてよく見ると修正されたことはわかるのですが・・・ このテのは結構見られます。おそらく広告が入れ替えられる時点で読めるようになるとは思いますが、初めから黒文字で表記しようとは思わなかったのでしょうか?


(局番:S−F450 日野KC−HU2PMCE+日野車体 中央区晴海付近)

 杉並所属の「みんくるバス」も深川へ転属しました。元は都05系統用として投入されたノンステップバスで、都03系統へは入出庫時のみの運行でしたが、再編後は比較的頻繁に見られるようになりました。


(局番:S−Y638 いすゞU−LV324K+富士重工 中央区晴海付近)

 再編前には深川所属一般仕様車が都05系統でたまに見ることが出来ましたが、再編後は都03系統でも見られるようになりました。なお、転属してきた日野製都市新バス仕様車が都03・05系統以外の路線でも運行されているようです。


(局番:S−V627 日野P−HU233BA+日野車体 中央区晴海付近)

 再編後の都03・05系統は大部分を杉並からの転属車で賄うことになったわけですが、目黒からも日野製V代都市新バス仕様車が転属してきました。都市新バス仕様車が晩年になって転属するケースは幾つかありましたが、転属後も引き続き都市新バス用として用いられるのはそうそうないことでしょうね。(今回の杉並→深川という所管路線替えは別ですが。)


(局番:D−S228 日野P−HU233BA+日野車体 中央区晴海付近)

(局番:S−T308 いすゞP−LV214K+富士重工 中央区晴海付近)


営業から外れたバスたち(公道上から深川営業所敷地内を写す 撮影:森茂樹氏)

 再編前までは当たり前のように見られた杉並のD代車・深川のT代車も、再編時にすべて除籍となってしまいました。杉並のS代車は広告車になることもなく、末期は都03・05系統に充当されることも減っていました。反面、深川のT代車は代替の新車が投入されなかったこともあり、多数が広告車となるなどして最期まで都05系統で活躍しました。
 再編からしばらくの間、深川営業所の敷地には営業の第一線から退いたT代都市新バス仕様車やV代一般車が方向幕が外されたり各種表記が消された姿で留置されていました。先に除籍した先輩たちと同じく、他のバス事業者へ譲渡されることと思いますが、これからも頑張って欲しいものです。


(局番:S−E437 日野KC−HU2MLCA+日野車体 江東区東雲駅付近 撮影:森茂樹氏)

 やはりと言うか、当然の成り行きと言うべきか、杉並から転属の都市新バス仕様車も一般路線での運用が見られるようになりました。深川所管路線は元々3メーカーの車が運行されていましたが、さすがに日野車は新鮮に感じられます。

 

品97系統 新宿・品川の共管体制でノンステップバス転属


(局番:C−F460 日野KC−HU2PMCE+日野車体 品川営業所(公道上から撮影))

(局番:C−A402 いすゞU−LV324K+IKC 品川営業所前 撮影:森茂樹氏)

 品97系統は品川と新宿の共管となりましたが、ノンステップバスのダイヤが新宿へ持ち替えとなり、A−F460・461が新宿へ転属しました。その結果、新宿支所には国内4メーカーのノンステップバスが揃うという珍しい状態となりました。上の画像は品川営業所で撮影したものですが、元いた所だけに全く違和感がありませんね。逆に、新宿のいすゞ車が品川営業所へ出入りする姿が終日見られるようなったの目新しい出来事と言えます。



ナンバーを外された日野製T代中型車(公道上から品川営業所敷地内を写す 撮影:森茂樹氏)

現役当時の姿(局番:A−T862 日野P−RJ172BA+日野車体 品川営業所(公道上より撮影) 撮影:森茂樹氏)

 品川営業所でも営業の第一線から外されたT代中型車が留置されていました。丁度通りかかった時にナンバープレートを取り外す作業をしていまして、その姿はなんとも寂しいものがありました。今回の路線再編により、ほんの数日前まで現役だった最古参のS・T代車と一部のV代車が姿を消し、各営業所ではこのような姿が繰り広げられたのでしょうね。

 

AL02系統 専用車として千住・南千住から三菱中型車が深川へ転属


(局番:S−B847 三菱KC−MK219J+MBM 江東区豊洲一丁目付近 撮影:森茂樹氏)


(局番:S−B848 三菱KC−MK219J+MBM 江東区豊洲1丁目付近 撮影:森茂樹氏)

(局番:S−E888 三菱KC−MK219J+MBM 江東区豊洲一丁目付近 撮影:森茂樹氏)

 「アクセスライン」二番手となるAL02系統(豊洲駅〜豊洲一丁目循環)の専用車として、三菱製中型車(千住からB847・848の2台と南千住からE888の1台)が深川へ転属のうえ充当されています。側面にはAL01系統専用車(日野製中型車:葛西営業所所属)と同じイラストが描かれています。AL01系統では当初1台・営業開始追加1台の計2台で賄っていますが、AL02系統は朝方で5分間隔となることから専用車3台がフル稼働で対応しています。

 

日野製W代車 品川から杉並へ転属


(局番:D−W181 日野U-HT2MLAA+日野車体 江東区東雲付近)

(局番:D−W182 日野U-HT2MLAA+日野車体 江東区東雲付近)

 都03・05系統移管に伴って都市新バス仕様車が深川へ多数転出した杉並ですが、不足分を補うために品川からW代一般車が転入しました。直に確認しているのはA→D−W181〜184の4台ですが、他にも転属している可能性もあります。撮影した12月29日時点では既に登録番号(ナンバープレート)は「練馬200か223・225・226・227」(224は欠番?)に変番されていました。(既報の杉並→深川の転属車も練馬→足立に変更されています。)

 

青梅支所 品川から転入車

 今回の路線再編では特段動きが無かった青梅支所(組織名は変わりましたが・・・)ですが、そんな中で品川からX303が転入してきました。登録番号は「八王子200か136」となっています。青梅支所では除籍対象となる古参車(S〜V代車)が在籍していなかったことから、純粋に増車が行われたようです。なお、今回の大型車の転入は乗降方式が現在の「中乗り前降り」に変更されてから初めてとなるものです。

 

南千住営業所 深川・渋谷から転入車


(局番:K−V661 いすゞP−LV314K+富士重工 台東区上野付近)

 南千住営業所では、除籍となったT代車の代替として深川・渋谷から各2台ずつ転入しました。深川からはS→K−V661(上の画像)・W218(いすゞU−LV324K+富士重工)、渋谷からはB→K−W102・W103(共に三菱U−MP618K+新呉羽)という陣容です。いずれも、既配置車両メーカーとは異なる組み合わせであることから異彩を放っています。

 

江東営業所 一般仕様車から都市新バス用へ『格上げ』!?


(局番:L−Z286 日産ディーゼルU−UA440HSN+富士重工 中央区築地付近)

(局番:L−Z287 日産ディーゼルU−UA440HSN+富士重工 中央区勝どき付近 撮影:森茂樹氏)

貸切運行ではヘッドマークにイチョウのカバーを付けています(あまり付けるケースは多くありませんが・・・)
(局番:L−Z287 日産ディーゼルU−UA440HSN+富士重工 江東区東雲付近 撮影:森茂樹氏)

 路線再編直前まで活躍していた江東営業所所属S代都市新バス仕様車の代替として、Z代一般仕様車が都市新バス用となりました。『都市新バス用』と言っても、前面窓下のイチョウマークがグリーンアローズ用ヘッドマークへ交換され、E代都市新バス仕様車と同じ愛称名ステッカーが貼付された程度で、車内に変化は無いようです。(一応、更新が施されたので座席はイチョウ柄になってはいますが)これを『格上げ』と言って良いんだか・・・この「格上げ車」、少なくとも3台は存在するようです。

 

AL01系統(葛西) 目黒から日野製中型車が転属


(局番:V−E878 日野KC−RJ1JJCK+日野車体 江戸川区小松川付近 撮影:森茂樹氏)

 平成11年3月31日の路線開設以後、専用車の動きが慌ただしかったAL01系統でも動きが見られました。主として朝方の2台運行時に用いられてきたV−T850が除籍となり、その代替として目黒からM→V−E878が転属しました。前面にアクセスラインを示す「A.Line」の表記がされたものの、目黒時代の車体全面広告はそのままで用いられています。

 


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